【日本学生支援機構】申込時に知っておきたい5つのポイントとは?
高校3年生になると4月下旬~7月頃、在学中の高校を通じて日本学生支援機構の奨学金の申込(予約採用)ができます。申込期間は高校ごとに異なるので確認してください。予約採用の申込は「スカラネット(インターネット)での入力」と「必要書類の提出」により行います。 入力の際、貸与奨学金を希望する人は、「希望する奨学金の種類」や「希望月額」「返還方式」「保証制度」「利率の算定方式」について選択する必要があります。それぞれのポイントを解説します。
希望する奨学金の種類
進学後に毎月振り込まれる貸与奨学金には、第一種奨学金(利子なし)と第二種奨学金(利子あり)があります。 希望する奨学金の選択肢としては、次の7パターンがあります。 ●1. 第一種奨学金のみ希望する。 ●2. 第一種奨学金が不採用になった場合には、第二種奨学金を希望する。 ●3. 第二種奨学金のみ希望する。 ●4. 併用貸与が不採用な場合、奨学金を希望しない(どちらか一方のみの貸与は希望しない)。 ●5. 併用貸与が不採用な場合、第一種奨学金を希望する(第二種奨学金は希望しない)。 ●6. 併用貸与が不採用な場合、第一種奨学金を希望するが、不採用の場合は第二種奨学金を希望する。 ●7. 併用貸与が不採用な場合、第二種奨学金を希望する(第一種奨学金は希望しない)。 第一種奨学金だけで足りる場合でも、不採用に備えて、「2.第一種奨学金が不採用になった場合には、第二種奨学金を希望する」を選択しておくと安心です。 第一種奨学金では足らない場合、第一種奨学金を優先し、不足分を第二種奨学金で補う(併用貸与)のが良いでしょう。 ただし、第一種奨学金と第二種奨学金の両方の貸与を受ける併用貸与は、家計基準が最も厳しく、学力基準は第一種奨学金の学力基準と同じ(申込時までの全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること)ですので採用は厳しいです。 併用貸与不採用に備えて、「7.併用貸与が不採用な場合、第二種奨学金を希望する(第一種奨学金は希望しない)」を選択するのが現実的ではないでしょうか。