住宅地のすぐ近くでイノシシにかまれ大けが 意外に多い「都会のイノシシ」 出会ってしまったらどうすれば
4月28日、愛知県尾張旭市で男性がイノシシに襲われ、足の指をかまれて骨折する大けがをしました。現場は住宅街に囲まれた公園です。イノシシにもし出会ってしまったらどうすればいいのでしょうか。 【写真を見る】住宅地のすぐ近くでイノシシにかまれ大けが 意外に多い「都会のイノシシ」 出会ってしまったらどうすれば 連休で賑わう公園から衝撃的な通報があったのは、28日正午過ぎのことでした。「イノシシによってけが人が出た、足から出血している」。 尾張旭市新居の愛知県森林公園で、三重県に住む70歳の男性と公園スタッフの62歳の女性が、大型のオスのイノシシに相次いで足をかまれました。男性は右足の指をかまれて骨折する重傷。女性は右足をかまれてケガをしました。 (公園を訪れた人 28日) 「え、知らんかった。知っていたら来なかった」 「こわい、出るんですねイノシシ。何回か来たことあるけど見たことない」 「すごい恐怖、あの辺り、子どもたちがいっぱいいる、ちっちゃい子、よく遊んでる」 イノシシが人を襲った場所は、森林公園にある植物園の展示館近く。緑が多い場所ですが、決して山間部ではなく、周辺は住宅街です。 ■名古屋市内にも現れた「アーバンイノシシ」 こちらはおととし京都で撮影された映像。住宅街の近くに現れる「アーバンイノシシ」はたびたび問題になってきました。 名古屋でもおととし。尾張旭市の森林公園からおよそ8キロ離れた守山区、矢田川の河川敷に2頭のイノシシが。駆けつけた警察官が銃を向けてイノシシと対峙します。大声で威嚇するとイノシシは草むらに隠れました。さらに。 (視聴者提供) 「待って待って待って…大曽根にイノシシが走っている」 イノシシは名古屋市北区や東区など市内あちこちで目撃され近くの住宅街や学校で警戒が続きました。市街地に住んでいてもイノシシの出没はもはや他人事ではないのです。 ■29日は朝から捜索 現場からはイノシシの体毛や血痕が (矢野司記者 29日) 「午前10時半です。愛知県森林公園では、県の職員や、猟友会によるイノシシの創作が続いています」 愛知県や地元の猟友会は、29日朝から愛知県森林公園内で、28日に2人にケガをさせて逃げたイノシシの捜索を行っています。
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