【陸上】インターハイ女子円盤投2位の中京大中京高・成田沙穂 仲間の思いも乗せてチームに持ち帰った7点
円盤投が行われた3日目には、入賞候補だった800mの冨澤茉那(2年)、走幅跳の水野文由里(3年)が決勝に進めず。「泣きながら戻ってきた2人を見て、1点でも多く取って、絶対にチームに貢献しないといけないと思いました」と、仲間の想いも円盤に乗せた。目指していた総合優勝は果たせなかったものの、成田が獲得した7点はチームにとって価値ある得点となった。 岩﨑先生は「長い競技人生を考えれば、やり投で日本を背負って立つ選手になると信じているので、今回の経験が生きるように私たちもケアしていきたい」と、将来に期待を寄せる。今季、高校生で50mを超えているのは成田のみ。まだ万全の状態でやりを投げることはできないが、「ランキング1位のまま卒業したい」と意気込み、足が治ったら55mを目指す。一方、円盤投にはこの秋も出場予定。「世古さんが7月に47m93を投げたので、ライバル意識を持ってもらえるように頑張りたい」と笑った。 文/石井安里 写真/宮原和也
陸上競技マガジン編集部