家族連れらで混雑するJR岡山駅の新幹線上りホーム。台風の影響で急きょ新幹線を利用した人もいた＝17日午前8時53分

　お盆休みを古里や旅先で過ごした人のUターンラッシュが本格化した。岡山県内の主要駅や空港は17日、前日に台風の影響で新幹線や飛行機が運休・欠航したこともあり混雑した。 　JR岡山駅の新幹線上りホームはスーツケースや土産入りの紙袋を手にした家族連れらで混み合った。東海道、山陽新幹線ともに始発から通常通りの運転となり大きな混乱は見られなかった。 　玉野市内の実家で過ごして東京都東久留米市の自宅に戻るという会社経営の男性（52）は飛行機欠航のため帰省を1日延長。「飛行機、新幹線ともに動かなくなるとは驚いた。なんとか指定席が取れた」。小学4年の娘（10）は「（滞在が1日延びて）岡山城が観光できて楽しかった」と笑顔だった。 　JR各社によると、新幹線上りの岡山―東京の指定席は夕方までほぼ満席。岡山発着の在来線特急に目立った混雑はなかった。 　岡山桃太郎空港（岡山市）は台風の影響で機材繰りがつかず東京発の2便が欠航。その他の東京発着便はほぼ予約で埋まった。高速道路は山陽自動車道瀬戸パーキングエリア（同）付近で事故の影響のため上りが最大約10キロ渋滞した。 　交通各社によるとUターンラッシュは18日も続く見込み。