桜田ひより&細田佳央太が丁寧に紡ぐリアル――「あの子の子ども」インタビュー
──高校生に戻れるなら、やりたいことを教えてください。 桜田 「制服を着ていろいろな場所に行きたかったです。1回だけ制服を着てテーマパークに遊びに行ったことがあるのですが、もっと行っておけばよかったなと思います。なので、放課後にカラオケに行くシーンや、宝と土手を歩くシーンで疑似体験をさせてもらっています」 細田 「制服を着てテーマパークに行っておけばよかったなって今、思いました(笑)。“ふとした瞬間”の高校生だから輝くみたいな体験はしたかったですね。でも、高校生活の中で放課後に友達とだらだらと話をする時間を過ごせたのは思い出に残っているので、『どうしてもコレをやっておけば!』というのはないかもしれないです。でも、制服でテーマパークはやっておけばよかったなぁ(笑)」 ──あらためて、お互いの印象はいかがですか? 桜田 「細田さんは、とても真面目です」 細田 「いやいや、真面目に見せているんです(笑)」 桜田 「楽しむところは一緒になって思いっきり楽しんでくださるし、大事なシーンでは集中力がすごいです。没頭するエネルギーというのが強くて、とても尊敬しています。細田さんだから宝を演じることができるのだと思います」 細田 「桜田さんは、リアクションを投げるのがとてもうまいです。僕はリアクションを投げるのがあまり得意ではないのですが、一つ一つのリアクションやニュアンスにちゃんと反応してくれるので、桜田さんの受けの表情をみて、こちらからの投げ方を変えています。自分の心(しん)をしっかり持っている人で尊敬しています」
──今夜第5話が放送されますが、見どころをお願いします。 桜田 「物語が進むにつれ、福と宝が直面する問題も増えていくのですが、内容的にもすごく盛り上がります。一つ一つ大切に作り上げていますので、火曜日午後11時が楽しみになっていただけたらうれしいです」 細田 「とても丁寧に作っているドラマです。“こういう選択肢もあるんだよ”とそっと寄り添ってくれる作品です。現役の高校生はもちろん、親世代の方々など大人たちにも目を背けずに見てほしいです」 ──ありがとうございました。