Microsoftの最新AIアプリ「Copilot」(コパイロット)のベストな活用法
MicrosoftがOpenAIと提携したことにより、MicrosoftのAIチャットボットには、ChatGPTやDALL-Eに使われているのと同じ技術が搭載されるようになりました。 Microsoftの最新AIアプリ「Copilot」(コパイロット)のベストな活用法 MicrosoftのAIチャットボットのこれまでの変遷について、あなたが把握できていなくても無理はありません。 このボットは、元々は「Bing Chat」と呼ばれており、Microsoft検索エンジンの拡張機能のひとつとして、その役目を果たしていました。その後、「Copilot」として生まれ変わると、すぐさま、Windows 11をはじめとするMicrosoftのさまざまな製品に組み込まれるようになりました。 そして先日、その単独アプリが登場しました。Copilotアプリは、iOS/Android用Bingアプリのいわばスピンオフ版。メインとなるAIチャットボット機能はそのままで、Bingのそのほかの機能も、一部が取り入れられています(ニュースやお買い得情報など)。 リリースはAndroid版が先で、その3日後にiOS版も発表されました。自分のスマホでCopilotの生成AI機能を試してみたいと思う方のために、このアプリのはじめ方や、機能について知っておくべきことを以下で紹介していきます。
Copilotアプリを使い際の最初のステップ
Copilotアプリは、Google PlayストアまたはApp Storeから無料で入手でき、インストールすればすぐに使いはじめられます。 Microsoftアカウントでサインインする必要はありませんが、サインインしない場合、1日にできる質問の数は5つまでに制限されます。また、一部の高度な機能(AI画像生成など)も利用できません。 このボットとのやりとりの仕方には、オプションがいくつかあります。 ・提示されるプロンプトをどれかひとつタップする。 ・質問またはプロンプトを、画面下のテキストボックスにタイプする。 ・あるいは、マイクボタン(右下)をタップして、Copilotに直接話しかける(答えも音声で返ってきます)。 これらのいずれかです。音声のオプションを選んだ場合、マイクのアイコンがキーボードのアイコンに変わります。このアイコンをタップすれば、テキストプロンプトに戻れます。 インターフェイス下部にあるカメラのアイコンをタップして、写真をスマホからアップロード(または新しい写真を撮影)すると、その写真をCopilotが分析してくれます。 こうすることにより、たとえば、そこに写っているものについて質問したり、その写真をもとに新しい画像を生成したりといったこともできます。 このアプリにこれといった設定はありませんが、3点ドット(右上)をタップすると、新しいトピックをはじめたり、チャットボットの「トーン」を選んだりといったことができます。 トーンは、「More Creative(独創性重視)」と「More Balanced(バランス重視)」「More Precise(正確さ重視)」の中から選べるので、できるだけ独創的な答えがほしいのか、事実に忠実な答えがほしいのかに合わせて、チャットボットのトーンを選びましょう(このアプリに限ったことではありませんが、AIの言うことを何でも鵜呑みにするのはやめましょう)。