大谷翔平 9月は世界無比!今年の締めは「世界一&ワールドシリーズMVP」
夢のまた夢が実現!次なる狙いは…
全世界の野球ファン待望の”夢物語”は、それを実現した男にとって単なる通過点に過ぎないのかもしれない。 【画像】貴重フォトを独占入手…!スーパースター大谷翔平の素顔写真(写真20枚) 大谷翔平(30)が「50-50クラブ」の会員ナンバー1となったのは、9月19日(現地時間)のことだった。 「″40-40″でさえ大谷以外に5人しかいない大記録。″50-50″なんて夢のまた夢でした。にもかかわらず、大谷は9試合を残して達成してしまった。指揮官のデーブ・ロバーツ監督も『人間とは思えない』と大絶賛でした」(現地紙記者) 8月までは今季と並ぶハイペースで本塁打を量産していた’21年、そしてケガの影響もあってシーズン途中で離脱した昨年の成績からわかるように、大谷はシーズン最終盤に大きく調子を落とす傾向にあったが、今シーズンは9月にピークを持ってきた。スポーツライターの友成那智氏は、「二つの理由がある」と話す。 「大谷は記録よりもチームを優先する男なので、主軸であるムーキー・ベッツ(31)が負傷離脱したころは、出塁率をより強く意識するようになっていた。しかし、現在ではベッツもチームに戻ってきたため、初球から積極的に狙う大谷本来のバッティングになったのです。 スライダーやシンカーを打てるようになったことも大きい。重いクリケットバットで素振りをしている効果か、バットの軌道が少し下から出るようになっており、それが変化球にピタリと合うのでしょう。9月の大谷はシンカーを5割以上打っています」 偉業を達成した大谷が、メジャー史上2人目となる両リーグシーズンMVPを達成する可能性は高い。次なる狙いは、自身の悲願となる世界一、そしてワールドシリーズMVPだ。 「大谷はポストシーズンでも1番打者を任される可能性が高い。そのため、ポストシーズンの最多先頭打者本塁打の記録達成に期待がかかります。そうすればMVPも狙えるはず。心配なのは投手陣で、先発ローテーションの中核を担うギャビン・ストーン(25)、クレイトン・カーショウ(36)、タイラー・グラスノー(31)が相次いで離脱し、ポストシーズン出場は絶望的。いかに打ち勝てるかが、世界一へのカギとなります」(同前) 大谷にとって、今回は初のポストシーズンだ。未知の領域で、いきなり頂点へ駆け上がることなど可能なのだろうか? 「大舞台でこそ彼は真価を発揮する。初めて参加した前回のWBCで日本を世界一へ導き、大会MVPに輝いた。プレッシャーのかかる試合を楽しんで、結果を残すのが大谷という男です」(前出・記者) 前途多難な世界一への道を、その打棒で切り拓くに違いない。 『FRIDAY』2024年10月11日号より
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