3日間延長の臨時国会、きょう午後閉会…政治改革関連3法案など可決・成立へ
第216臨時国会は24日午後、閉会する。午後の参院本会議では、政治資金規正法の再改正を含む政治改革関連3法案が自民、公明両党の与党と、立憲民主、日本維新の会、国民民主各党などの賛成多数で可決、成立する。
臨時国会の当初の会期は21日までだったが、政府・与党は政治改革関連3法案などの成立に万全を期すため、3日間延長した。
成立する3法案は〈1〉政党が議員個人に支給する政策活動費を全廃する規正法改正案(立民など野党7党提出)〈2〉国会に置く第三者機関「政治資金監視委員会」設置に向けた法案(国民民主、公明提出)〈3〉外国人などによる政治資金パーティー券購入を禁止する規正法改正案(自民提出)。企業・団体献金の禁止については、来年3月末までに結論を得ることで与野党が合意した。
参院本会議に先立ち、24日午前の参院政治改革特別委員会では、3法案などに対する質疑が行われた。自民提出法案の提出者である小泉進次郎衆院議員は、立民議員から企業・団体献金の禁止を求められたのに対し、「直ちに全面禁止というのは慎重に考えるべきだ」と述べ、禁止に否定的な考えを改めて強調した。
3法案は、24日午後に特別委で採決が行われ、参院本会議に緊急上程される。