熱海・昭和町に居酒屋「さかぐら」 路地裏に店、日本酒を売りに
居酒屋「さかぐら熱海店」(熱海市昭和町)がオープンし、1月1日で6カ月がたった。(熱海経済新聞) 【写真】繁華街から離れた路地裏に店を構える「さかぐら熱海店」(関連画像6枚) 湯河原出身の店主・葛木研一さんが7月1日にオープンした同店。現在46歳の葛木さんは長らく、都内や四国などの飲食業界で調理や接客、マネジメントなどの業務に就いてきたという。日本酒のおいしさを伝えたいと独立して開業にこぎ着けた。 店舗面積は約10坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=8席。元すし店を居抜きで使うが一部は改装し、掘りごたつ式の小上がり席を新たに設けた。立地は、「地元の人が気軽に来られる店にしたい」(葛木さん)と、あえて繁華街から離れた路地裏を選んだ。この6カ月間は、広告を打つなどの宣伝を行わず、来店客の紹介や口コミで客を増やしてきたという。 アルコールメニューは、国内酒蔵の日本酒を毎月30本ほど仕入れ、ワイングラスに100ミリリットルを注いで提供する。「6カ月で120種類以上を提供してきた。プレミア付きではなくても全国にはおいしい日本酒がたくさんある。季節に合わせてセレクトし、仕入れている」と葛木さん。「全て500円以下の手頃な価格で提供する。さまざまな味を飲み比べて楽しんでほしい」と話す。 フードメニューは、刺し身や天ぷら、おでんなどの定番料理のほか、日替わりメニューもそろえる。 ユーチューバーとしても活動し、料理や活動を発信している葛木さん。今後については、「インバウンド(訪日客)に日本酒の魅力を伝えたい。地元客と外国人が日本酒を楽しみながら落ち着いて過ごしてもらえる場所にできれば」と話す。「酒を通じて、店に関わる人に幸せになってもらうのが目標。1店舗にとどまらず、飲食事業を展開していきたい」とも。 営業時間18時~24時。火曜定休。
みんなの経済新聞ネットワーク