キャリア7戦4勝の“未完の大器” 屈腱炎から1年4か月ぶり復帰戦を勝利で飾るか
一昨年の菊花賞で4着だったドゥラドーレス(牡5、美浦・宮田敬介厩舎)が、日曜東京11Rのオクトーバーステークス(3歳上・オープン・芝2000m)で約1年4カ月ぶりの実戦を迎える。 【写真】“未完の大器”ドゥラドーレスこれまでの軌跡 ドゥラドーレスは父ドゥラメンテ、母ロカ、母の父ハービンジャーの血統。母は故障や喉の疾患で素質開花とはいかなかったが、14年の阪神JFで1番人気に推された大器だった。そして半妹のレガレイラは昨年のホープフルSの覇者。曾祖母は名繁殖牝馬のウインドインハーヘアなので、ディープインパクトやレイデオロ、ステレンボッシュと同じ一族となる。 ここまで7戦4勝。一昨年の菊花賞ではガイアフォース、アスクビクターモアに続く3番人気の支持を集め、1秒0差の4着に奮闘。その後は体調が整わなかったために休養へ。約8カ月ぶりの江の島Sを快勝したが、レース後に屈腱炎を発症。今回は約1年4カ月ぶりの復帰戦となる。 オープン特別はあっさり勝てていい大器だが、長期ブランクがどう出るか。まずは無事に回ってきて、今後につながるレースとしてほしい。