ジョディ・フォスター、好きではない女優業を続けたことで豊かな人間になれた
ジョディ・フォスターは、監督業に進出する前、好きではない演技の道を歩んだことで豊かな人間になれたという。3歳でショービズの世界に入り、子供の頃に名声を得たジョディは、演技することがもともと好きではなく、実はカメラの後ろにまわる方が好きだったため、仕事に行き詰まっていたそうだ。 インタビュー誌で女優ジョディ・カマーと対談した際、ジョディ(フォスター)はこう説明している。「3歳のとき、演技にのめり込んでしまったの。(そうでなければ)たぶん弁護士か大学教授になっていたでしょうね。でも、それは私の道ではなかった。映画製作の技術的な面は好きだったけど、演技の部分は好きになれなかった。でもそのおかげで、私はより豊かな人間になれたと思う」 また自分の演技法について、「私はいつも一人で映画を作ってきた。自分の役柄のことだけを考えて、他の役者たちと関わる必要はなかった。でも年を重ねるにつれて、それは自分勝手なことだと理解するようになったの。共有したくないものを嫉妬深く守っていた。今は、『私たちはどのように一緒にいて、ダイナミックであることができるか』と言うことを学んでいるわ。自分のことばかり考えるのではなくね。それはとても興味深い事なの。というのも、あらゆることを私とは違った方法で行う俳優たちに出会ったから」と続けた。 ジョディは1991年のドラマ『リトル・マン・テイト』で監督デビューを果たした後、2011年にはメル・ギブソン主演の映画『それでも、愛してる』、2016年には『マネーモンスター』の監督を務めたほか、テレビシリーズでは『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』『ハウス・オブ・カード 野望の階段』『ブラック・ミラー』のエピソードでもメガホンを握った。