2024年を賑わせたニュースと映画たち
映画『ラストサムライ』への出演を機に、ハリウッドに進出した真田広之さん。『ウルヴァリン:SAMURAI』や『47RONIN』、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』など、これまで数多くのハリウッド映画に出演。スピード感溢れるアクションで、観客を魅了し続けてきました。 ハリウッドによって描かれる“日本”は、文化や解釈の違いからか、私たち日本人から観ると、どうにも違和感が残るものが多かった。 しかし、本作ではプロデューサーも務める真田さんが、日本からスペシャリストを呼び寄せるなど、戦国時代の実像を正しく描くことを徹底。日本の伝統美とハリウッドのスケール感が融合した、新たなスタイルの時代劇を作り上げました。 エンターテンメントの中心であるアメリカから、日本文化を世界に向けて発信する。真田広之さんの悲願が結実した一作と言えるでしょう。 ちなみに『SHOGUN 将軍』は、先日発表された「第82回ゴールデングローブ賞」のドラマ部門では、作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)、助演男優賞(浅野忠信)と、4部門にノミネートされています。 授賞式は、日本時間の2025年1月6日に開催予定。『SHOGUN 将軍』の歴史的快挙は、まだまだ続きそうですね。
『レディ加賀』:能登半島地震から、まもなく1年。1日も早い復興を……
2024年1月1日、石川県能登半島地方においてマグニチュード7.6の地震が発生。元旦に流れた大地震のニュースに、耳を疑った人も多かったことでしょう。能登地方をはじめ、石川県は、様々な映画・ドラマ・アニメの舞台となっています。 是枝裕和監督の映画監督デビュー作『幻の光』、原作漫画の舞台でもある石川県七尾市で撮影された青春映画『君は放課後 インソムニア』、モノづくりの楽しさや苦しみに焦点を当てたアニメーション映画『数分間にエールを』。 そして、2024年に公開した『レディ加賀』も、石川県の加賀温泉郷を舞台とした映画です。