年間王者シェフラーが最終日にまさかのシャンク! 原因を尋ねられると“予想外”の回答が… 噛み合わないやり取りに記者席(笑)
シャンクのメカニズムを大真面目に説明
◆米国男子プロゴルフ プレーオフ最終戦 ツアー選手権 8月29日~9月1日 イーストレイクゴルフクラブ(ジョージア州) 7490ヤード・パー71 【動画】これが“絶対王者”シェフラーが打った衝撃のシャンクです
プレーオフ最終戦「ツアー選手権」でフェデックスカップ・ランキング1位に与えられる10打のアドバンテージを生かし、最終的に通算30アンダーで優勝、年間王者の称号とボーナス2500万ドル(約36億円)を獲得したスコッティ・シェフラー。マスターズ、パリ五輪とビッグタイトル2冠を達成し、完璧なシーズン締めくくりとなりました。
盤石の世界ランキング1位の実力を遺憾なく発揮した格好ですが、実は最終日のフロントナインは3バーディー、3ボギーと一進一退。なかなか波に乗れずに苦しんでいます。 なかでも324ヤードと短いパー4で喫したボギーは、年間王者の行方に暗雲が垂れ込める場面となりました。 ワンオン可能なこのホールでシェフラーはフェアウェイウッドを選択。それでもティーショットは314ヤード飛び、惜しくもグリーン右のガードバンカーへ。 手堅く寄せれば楽にバーディーが取れそうなこの場面で、なんとシェフラーはシャンクしてしまいます。その後のアプローチとパットも寄らず入らずで、悔しいボギーとなりました。 世界一の選手の信じられないミスに、試合後の記者会見では当然質問が出ます。 記者が「バンカーからのショットで何が起こったのですか?」と聞くと、「シャンクしました」とシェフラー。おそらくこの時点で記者は「なぜミスしたか」のつもりで聞いているのでしょうが、現象面だけを素っ気なく答えられたため、「なぜシャンクしたのですか?」と聞き直します。 するとここで“予想外”の回答が。 「クラブにはフェースの真っすぐな部分があり、その向こうにホーゼルがあります。このクラブでは、特にフェースのその(ホーゼルに近い)部分を捉えすぎました。それが右に行った理由です。ちょっとカーブした形になってるじゃないですか」と、なぜ自分がミスしたかではなく、なぜシャンクが起きるかのメカニズムを説明しだす年間王者。まさかの答えに記者席には笑いが起きていました。 最後には「(フェースの)真っすぐな部分を打つとあちらの(正しい)方向に飛びますが、この(ホーゼルの)部分を打つと、あなたの方に向かっていきます」と茶目っ気たっぷりにダメ押ししたシェフラーでした。
ゴルフのニュース編集部