パットをキレイに転がすには「インパクトロフト1.5度」が理想的!? ではどう実現する? パット専門コーチ・丸山颯太が教える構え方・打ち方のコツを試してみた
プロのような、安定して転がるパッティングを実現するためには「インパクトロフト1.5度で打つのが理想です」と河本力のパッティング専門コーチ・丸山颯太。丸山コーチが教える、一定のインパクトロフトで打つコツを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。
転がりを安定させるためには「インパクトロフト」が重要
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフのスコアは最終的にパットで決まるのですが、ただボールを転がすだけのパットでもプロとアマチュアでは大きな違いがあります。やはりプロのパッティングを見ていると、綺麗な転がりでカップに吸い込まれるように入るんですよね。
週刊ゴルフダイジェスト12/12号に「手にしようプロの”転がり”」という記事がありました。どうすればプロの転がりが手に入るのでしょうか? さっそく試してみました。 この記事で解説をしてくれているパッティング専門コーチの丸山颯太コーチによると、ボールの転がりが不安定だと、タッチも安定しないということです。同じ振り幅でストロークしてもボールの転がる距離がバラつくからなんですね。そうなると距離のモノサシも養われません。 では転がりを安定させるためにはどうすればいいのでしょうか? 丸山コーチは「インパクトロフト」が大事だと言います。インパクトロフトが毎回そろい、打ち出し角度もそろえば、転がりも一定になるということなんです。そしてその最適なインパクトロフトというのが「1.5度」だということなんです。ロフト1.5度でインパクトできれば、全体の10~15%距離をスキッドし、着地してからスムーズに順回転が始まるそうなんです。なので、ロフト1.5度でのインパクトを目指すのが、転がりのいいパットのために大事ということです。
インパクトロフト1.5度を実現するための構え方
1.5度でのインパクトのためにまず大事なのはアドレスです。パッティングはインパクトがアドレスと同じ形になるのが理想らしいので、アドレスの時点でロフトを1.5度にしておくことが大事なんです。一般的なパターには2~4度程度のロフトがありますので、自分のパターのロフトを知り、1.5度になるように構えるのが大事になってきます。基本的には少しハンドファーストに構えてインパクトすることになりますが、ハンドファーストが大きすぎるとロフトが立ちすぎるし、ハンドレイトだとロフトが寝すぎてしまいます。