連合が来夏の参院選目標に「与党改選過半数割れ」 政権交代へ大きな分岐点の可能性
連合は19日の中央執行委員会で来夏の参院選に向けた基本方針を決めた。参院選を「政権交代に向けた大きな分岐点となる可能性」があると指摘した。目標として「与党改選過半数割れ」を掲げ、支援する立憲民主、国民民主両党を中心とする野党勢力の結集を呼び掛けた。芳野友子会長は同日の記者会見で、先の衆院選での自民、公明両党の過半数割れに触れ、「この流れを参院選にもつなげていく」と述べた。 勝敗を左右する改選1人区については立民、国民民主間で候補者を一本化し、与党に対峙するよう求めた。候補者調整や選挙協力を見据え、憲法や外交・安全保障、エネルギー政策など「国の根幹に関わる政策」に関する「一定の合意」が図れるよう、連合としても協議を促す考えだ。 共産党を含む野党共闘について「社会主義・共産主義社会への前進をはかるための『統一戦線』にほかならない」とし、「十分留意する必要がある」とした。