雲仙・仁田峠の紅葉がようやく見頃… 寒暖差の“異変“が色づきにも影響【長崎】
テレビ長崎
雲仙・仁田峠の紅葉が例年より2週間ほど遅れて見頃を迎え、大勢の観光客が訪れています。 一方、今年は紅葉の色づきが2023年までとは違う状況に。 その理由は紅葉の名所として知られる雲仙・仁田峠。 例年より2週間ほど遅れて見頃を迎えています。 KTN記者 「仁田峠のロープウェイ降り場から少し登ってきました。こちらの展望所からは雲仙岳と妙見岳の紅葉を眺めることができます。赤やオレンジ、緑のコントラストが美しいです」 観光客 「もう最高ですね、ちょうどいい時期に来たと思う。きれいですね」「もう100点じゃないですか、私の中では100点です」 仁田峠には多い日で4千人以上が訪れていて、13日も平日にも関わらず午前10時過ぎには200台分の駐車場が満車になりました。 雲仙ロープウェイ 本多浩二 事業部長 「やはりここの紅葉はロープウェイの中から見る紅葉が一番きれい」「ロープウェイの最初は景色を眺めてそこからどんどん紅葉が近付き、同じ目線で見てもらう。これが一番の絶景ポイント」 一方、毎年紅葉を見に訪れるという地元の人からはこんな声も。 地元の人 「うーん、一番いいときと比べたら(紅葉が)少ない」「今年はちょっとここから見る感じ、落葉している感じがする」 こちらは2023年の同じ時期の映像です。 今年よりも赤く染まった葉が多い印象です。 なぜ、色のつき方が違うのか、要因のひとつに考えられるのが「気温」です。 本多浩二 事業部長 「(平年より)もうかなり暖かい。今の時期は事務所もストーブをたいているが、今年はまだ一度もたいていない」「ほとんどもう夏、9月のような感じで過ごしている」 紅葉の条件は最低気温が7度以下になり、昼夜の寒暖差が大きくなることとされています。 しかし今年は10月の最低気温が高く、平年と比べ寒暖差が小さかったため、色あせや落葉につながったものと見られます。 仁田峠の紅葉の見頃は11月24日ごろまでの見込みです。
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