【いわてこの一年2024】(2)政治・選挙を振り返る
シリーズ「いわてこの一年2024」です。 2回目は岩手で衆院選と参院補選のダブル選挙が行われた政治についてです。 (広瀬めぐみ氏陳謝) 「本当に申し訳ございませんでした」 (3月藤原崇氏青年局長辞任) 「大変申し訳ございませんでした」 政治とカネの問題をはじめ、刑事事件や不祥事で大きく揺れた中央政界。 岩手も例外ではありませんでした。 3月、参院岩手選挙区で自民党所属だった広瀬めぐみ元議員は週刊誌に報道された不倫疑惑を事実と認め、謝罪しました。 (広瀬めぐみ氏) 「支援者の皆さま有権者の皆さま、国民の皆さまの声をしっかりと聞いて自分に何ができるか、何をしなければいけないかを考え、仕事に誠心誠意取り組んでいく」 それから5か月足らず… (7月30日東京広瀬氏家宅捜索) ●記者「広瀬さん一言お願いします」 ●広瀬「また、しっかりと説明させていただきます」 公設秘書の給料をだまし取ったとして東京地検特捜部の家宅捜索を受け在宅起訴されたのです。 これを受けて議員辞職し、岩手で参院補欠選挙が行われることになりました。 自民党派閥の裏金問題では、県連会長を務めていた藤原崇元衆院議員が14万円の還流を受けていたことが判明。 自らが出席した若手議員の懇親会で不適切な行為があった責任を取り、党の青年局長を辞任しました。 (藤原崇氏) 「党に対する(国民の)信頼も損ねた最終的な責任は青年局長である私にある」 野党優位の県政界で与党の勢力拡大の立て役者だった、藤原氏と広瀬元参院議員の不祥事に、県内有権者は厳しい反応でした。 (有権者の声) 「生活が苦しい人がいっぱいいると思うが、その反面政治家が裏金だったりで私腹を肥やしているのは納得いかない」 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件など、政治不信の国内世論が渦巻く中、国政に大きな動きがありました。 (石破茂総裁) 「できる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば10月27日に解散総選挙を行いたい」