反則タックル問題、日大前監督ら会見(全文1)私からの指示ではございません
誰の指示で起きたことなのか
日本テレビ:日本テレビの【キクチ 00:07:27】と申します。お願いいたします。今回の件なんですけれども、誰の指示で起きたことなのか、あらためて内田監督、教えてください。 内田:今、言われております、こういうタックルをしろという、そういうようなことを、信じていただけないと思うんですが、私からの指示ではございません。ですが、フィールドで起こったことですので、それはスタートからゴール、試合が終わるまでは私の責任だと思っております。申し訳ございません。 司会:よろしいですか。 日本テレビ:井上コーチからも、誰の指示だったかっていうことを。 井上:はい。私、答えます。実際、監督から僕に、クオーターバックをけがさせてこいというような指示はございませんでした。私は宮川選手に対して、クオーターバックをつぶしてこいと言ったのは真実です。 日本テレビ:きのう会見で宮川選手が、監督に、おまえの【クチカラ*******00:09:09】と言われた、クオーターバックをつぶしにいくんで、僕を使ってくださいと監督に言いにいけ、というふうに会見で答えています。宮川選手がうそをついているということですか。 井上:いえ、違います。私の宮川選手に、私が宮川選手に言ったことを、彼は昨日の会見で言っております。彼に対する思いというのはあるんですが、実際、僕が、クオーターバックをつぶしてこいと言った経緯はありまして、2日前から彼は試合形式の練習に入れていなかったという経緯からもあるんですが、そこで試合に、そこから彼が試合に出すこと、彼が試合に出ることについて、そういう気持ちでいきますと、クオーターバックをつぶしてきますということを監督に言って、覚悟を決めてほしいなということで、僕は彼に、クオーターバックをつぶしてこいと、試合で、それは言いました。 日本テレビ:内田監督は井上コーチになんと指示したんですか。 内田:普段の練習で、とにかく失敗を恐れないようにというのは全てのコーチに言ってまして、まず失敗は誰でもするんだからと、だけれども、それを怖がってると伸びないから失敗も許せと。その上で失敗の次にしっかりやってくれと、そういうような指示はしておりました。 そして、われわれは今、反則というお話が出ましたのでご説明いたしますと、ルールを基本に、全てルール守るというのが原則としてわれわれはやっております。その中でいろいろな指示はしますが、とにかくルールを守ってやるというのが基本で、われわれは選手もコーチも練習をしております。そして練習中に強いタックルとかどうしてもあるんですね、強いブロックとか、そういときは、危ないときは、コーチが非常にそれは注意しております。 ですから、とにかくわれわれはルールは原則として、ベースとして、守っていくと。その中で、育てるために、発憤させるために、コーチは選手に愛情を持って、親身になって、本当に自分のパートというか、そういう選手たちを育てているというのが毎日の練習でございます。 日本テレビ:だとすれば、どうして1プレー目のあとに宮川選手を退場させるなり、措置を取らなかったんですか。 内田:これは言い訳になってしまうんですが、僕はそのときボールを見てしまいまして、そして、プレーの、宮川選手のところを残念ながら見てないというのが正直なところです。そして、あっと気が付いたときには、もう、あれよ、あれよということで、次のプレー、次のプレーとなってたのが正直なところです。それは僕の本来全体を見なくてはいけない役目なんですが、反省すべきところです。 日本テレビ:だとすれば、試合後にどうしてすぐに本当のことを説明しなかったんですか。 内田:そのとき正直言いまして、ビデオ見るまで、どの程度の反則なのかというのが正直、分からなくて、で、最後の小競り合いと言うんですか、ラフプレーの資格没収、そのときは分かりました、小競り合いですので。そのほかのときは、正直、抜け落ちていたというのが正直なところです。 日本テレビ:監督は試合当日に、宮川選手がクオーターバックをつぶすので試合に出させてくれと直接言いに行ったときに、やらなきゃ意味ないよというふうに声を掛けたと、きのう宮川選手は会見に答えていますけれども、それは本当ですか。 内田:確かに遠くから、僕は50ヤード付近、その付近にいたんですが、確かに来たんですが、彼が何を言っているかというのは、そのとき正直分かりませんでした。それで、近くっていうか、3メートルか5メートルぐらいのところに来て、帰っていったというのは記憶しております。ですが、そのときの会話はございませんでした。 日本テレビ:やらなきゃ意味ないよ、は何を指してるんですか。 内田:私、その言葉、本当に申し訳ないんですが、言ってないと思います。 日本テレビ:井上コーチにお聞きしたいんですけれども、試合前のセレモニーのときに、できませんでした、じゃ済まないぞ、分かってるなと、念押しに言ったと、きのう、宮川選手は会見で答えていますけれども、それは本当ですか。 井上:セレモニーのときに彼のところに行って、試合が終わって何もできませんでした、じゃあかんぞ、やってこい、と言いました。ただそれは、僕は彼に、僕としては彼に思いっ切りやってほしかったと、思いっ切りすることが、試合で、最初から思いっ切りスタートして、思いっ切りタックルしてっていうことが、彼への僕からの課題だったので、いつもとやっぱり違うようなプレーをしてほしかったという意味です。