5年間で12ヵ国語を習得したインフルエンサーが「外国語学習」で手放せない「メインツール」
---------- SNS総登録者数200万人の人気インフルエンサーで、初の著書『ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法』が話題のKazu Languages氏。日本で生まれ育ちながら、5年間で12ヵ国語を習得した同氏が、教科書からアプリまで、外国語学習の心強い相棒になる「メインツール」を紹介する。 ---------- 【写真】日本人が知らずにしている「アメリカの飲食店」で「やってはいけないこと」
初級者におすすめの実践的な教科書
本稿では、外国語学習の心強い相棒になる、おすすめの「メインツール」を紹介していきます。 *本稿で紹介する製品名などは一般に各社の登録商標または商標です。記事内では®、™マークは明記しておりません。 (1)『ニューエクスプレス』シリーズ 新しい言語を学ぶとき、私は後述のアプリ「Pimsleur」(ピンズラー)と、教材「Assimil」(アシミル)を主に使うのですが、いずれも解説言語が英語です。 このように「英語で外国語を学ぶこと」にハードルを感じている人には、まず、『ニューエクスプレス』シリーズ(白水社)で学ぶことをおすすめします。 『ニューエクスプレス』シリーズは幅広い言語をカバーしており、初級者におすすめの実践的な教科書です。文法や表現を会話文で体系的に学びながら、実際の会話力を向上させることができます。 また、構成が「会話→その会話に登場した文法の解説」となっているため、すぐに使えるフレーズを、文法的な理解と共に頭に入れていくことができます。 日本の教材の中では特に優れていると思います。
言語習得のはじめの一歩は「Pimsleur」で
(2)Pimsleur・Assimil これらはそれぞれ別のツールですが、私がいつもセットで活用しているものなので一緒に紹介します。 まずPimsleurは、「聴く」「話す」「理解する」に特化したアプリです。1レッスン30分間×30レッスン──1日1レッスンとすると約1ヵ月で言語の音に慣れ、発音と文法を無理なく身につけることができる優れたツールです。 主に次のような点で、Pimsleurは、実用的な言語力を効率よく身につけられるようになっています。 ・各レッスンに登場するのは、主に実用的な頻出フレーズ ・1レッスンの中で、いくつかの新しいフレーズを何度も繰り返す ・各レッスンは、前のレッスンに出てきたフレーズで構成された短い会話から始まるため、前回の復習になる 私は、新しい言語を学ぶはじめの一歩からPimsleurを使います。スペイン語、英語以外の10ヵ国語の習得を支えてくれた、まさに私にとっては欠かせないツールです。