堂本剛、“悪いレビュー”に嘆く荻上直子監督を励ます「そういう時代は終わっていくんですよ」
主演映画『まる』の公開後御礼舞台あいさつ
KinKi Kidsの堂本剛が4日、都内で行われた主演映画『まる』の公開後御礼舞台あいさつに、メガホンをとった荻上直子監督とともに登壇した。 【写真】映画『まる』舞台あいさつ...堂本剛別カット 本作は、堂本にとって1997年に公開された『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、27年ぶりとなる映画単独主演作。堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田(堂本)で、あることをきっかけに日常が○に浸食され始めるという奇想天外な物語を描く。 10月18日に全国公開した本作だが、堂本のラジオに反響が多く届き、特に10代や20代を中心に届いている感想が印象的だそうで「ご自身の今の生活や環境と重ねて、自分がこれからの人生どう生きていこうかとか、いま就いている職業を変えてもいいのかなとか、自分のやりたいことは何だろうと、日々葛藤されている日常とリンクするということで、長文のメッセージをたくさんいただいております」と打ち明け、「この映画がそういう葛藤に対して“背中を押してもらいました”というメッセージが多かったので、そういう世代の方々にも1つ大きな力になっているんだなと思っています」としみじみと語った。 一方、荻上監督は「悪いレビューを見ると死にたくなっちゃうので見ないようにしている」と感想を見ていないことを明かすと、堂本は「それはその人の言いたいことなのでね。我々は作品というものに魂を込めているじゃないですか。今日こうしてお時間を割いてくださったり、この作品に思いをつなげてくださる方に対して作っているじゃないですか。だから大丈夫ですよ」と諭して会場から拍手を浴びた。 それでも荻上監督が「“役者はいいけど監督がね”って書かれていると『うるせー! このやろう!』って思う」と嘆き続けると、堂本は「そういう時代は終わっていくんですよ。グッと耐えましょう」と声をかけ、「僕も(劇中の沢田のように売れたら手のひらを返されたことを)いっぱい経験してきましたけど、そうやって言いたい人は言っていればいいじゃないですか。それに乗っかる必要はない」とコメント。 これに荻上監督が「達観してますねえ」と感嘆すると、堂本は「面倒くさいですもんね」と吐露しつつ、「この作品に込めたたっぷりの愛情を生きれば大丈夫ですから。みなさん連休の大事なときに時間を割いてきてくださってますし、10代、20代の方にめちゃめちゃ響いてますから」と荻上監督を励まし、再び観客から拍手を浴びた。
ENCOUNT編集部