彦根・河瀬にアイスキャンデー店「ナムナムストア」 ベーグルサンドも
アメリカンポップでレトロな雰囲気が漂う店先でアイスキャンデーやベーグルサンドなどを販売する「NAMU NAMU STORE(ナムナムストア)」(彦根市南川瀬町)が10月12日、オープンした。(彦根経済新聞) 【写真】ナムナムストアのアイスキャンデー 季節の野菜やフルーツなど地元産の食材を使い、店内で手作りするアイスキャンデーやベーグルサンド、オリジナル雑貨を販売する同店。店主の熊倉侑子さんは幼い頃から料理が好きで、将来は自分の店を構えることを夢に調理の道へと進んだ。自分の店の出店を本格的に考え始めた頃、コロナ禍に見舞われたが、キッチンカーでベーグルなど販売しながら、実店舗に向けて必要な準備を重ねてきたという。 店は、熊倉さんの祖母が住んでいた築50年以上の古民家を友人らの手を借りながら少しずつ改修。店内は、30年以上前に使われていた冷蔵庫など古い電化製品や雑貨が並び、熊倉さんが好きなアメリカンテイスト漂うレトロな雰囲気に仕上げた。「昔のものやアメリカンな雰囲気が大好きで、レトロな雑貨や電化製品を長年収集してきた」と話す。 店先には熊倉さんが作るアイスキャンデーのほか、熊倉さんがデザインしたキャラクターの雑貨が所狭しと並ぶ。「駄菓子屋さんのような雑多な雰囲気で、子どもも大人も集まってわいわいできる店になれれば」と思いを話す。 同店のアイスは、素材の味を生かし、火を通して煮込んで作る野菜のピューレ、季節のフルーツをつぶしたものを材料に加えて急速冷凍する。白砂糖は使わず、きび砂糖やメープルで甘さを出し、粘り気を出すのに乳化剤や安定剤、増粘剤の代わりに米粉を使う。「野菜が苦手な小さな子どもや体調が優れず栄養が思うように取れない人でも安心して食べられるように」との思いもあるという。 販売するのは、伊吹ミルク、いちごとミックスベリー、くろいちご、日本酒ミルク、カボチャプリン、ざくざくチョコ、ローゼルなど。価格は380円。 店の縁側は、縁に腰をかけたり椅子に座ったりして過ごせる。熊倉さんは「フラッときておしゃべりし、地域の人たちが気軽に集まれる場所になれれば」と話す。「滋賀の旬を味わうアイスキャンデーをぜひ食べに来てもらえれば」とも。 営業時間は11時~17時。定休日はインスタグラムで知らせる。
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