映画「シサム」で主演する寛一郎 「小学生のころ、アイヌの集落に２週間訪れたことがあって」
俳優の寛一郎が２６日、都内で行われた主演映画「シサム」（９月１３日公開、中尾浩之監督）の完成披露舞台あいさつに、共演の和田正人らと出席した。 同作は、江戸時代前期の北海道の大自然を背景にアイヌと和人との歴史を描き、タイトルはアイヌ語で和人を意味する。松前藩士の高坂孝二郎役を演じた寛一郎は「１年前に撮影し、やっと公開できる。ちょっとドキドキしていますね」と笑みを浮かべ「小学生のころ、アイヌの集落に２週間くらい訪れたことがあって。縁だなと思い（オファーを）受けさせてもらった」と振り返った。 アイヌの青年役を演じた坂東は「寛一郎が出ると聞いて、絶対やると決めていた。プライベートでも仲良くしているのでワクワクしました」と歓喜したようだが「台本を見たら全部カタカナでぎょぎょっと（笑い）。前日ギリギリまで覚えていた」とアイヌ語のセリフ覚えに苦戦したことを明かした。
報知新聞社
