“子どもの本音”を高校生が調べた 「大人に言いたいこと」…大人側の気持ちも聞いて考えたこととは
――大人に言われたら嫌な言葉は? 「過度の期待というか…『それくらいできるでしょ』と言われるとプレッシャーになる」 ――その言葉が嫌だなと感じる理由は? 「自分が決めたのではなく、周りの人が決めたようなボーダーラインを引かれるみたいで、すごく強制されているような気がします」 ――逆に、言われたらうれしい言葉は? 「自分がやっていることを認めてくれた時は、『やっててよかったな』とやりがいを感じます」 ――それってどんな時? 「自分が勉強していることとか、挑戦したいなと思っていることをやった時に、『がんばっているね』『すごいね』とか言われるとうれしい」 ――大人に伝えたいことは? 「若いうちはしたいこと、好奇心が大きい頃だと思うので、いろいろなことをする中で見守ってほしいなと思います」
■どうしたら日常のストレスを減らせる?
――日常の嫌な言葉をなくして、どうしたら大人も子どももストレスを減らしていけると思いますか? 「親や学校の先生と、もっとコミュニケーション取ったら良くなるのかな。自分の気持ちは親より友達の方が知っていることが多いので、その壁を壊せるようにコミュニケーション取りたい」 ――実際は、コミュニケーションの時間はなかなか取れていない? 「高校生にもなると、帰ってくる時間も遅いし、勉強もあるし、そうすると家族で話す時間も減ってしまっている」 「話す時間があっても、なかなか話し出せない関係でもある。なんでなんだろう…友達だったら話せるのになぁ…って。でも、友達とトラブルがあった時、話せるのは親だけだから、そういう時に話せたらいいのになって思う」 「家で話せないけれど、一緒に出かけたときにポロッと話せることがあるかな」 ――私も、なかなか日常では話せないです。LINEでもお父さんとは敬語になっちゃって壁があるし。コミュニケーションに課題がありますが、大人への提案はありますか? 「もっと話しやすい空気とか、そういう時間とか、毎日少しずつでもいいから作ってもらえたらいいなと思いました」 「朝起きて夜寝るまでの間で話す時間を増やすこともそうですが、学校で子どもと親が話す場があると、学校のこと、友達のことも知ってもらえていいのかなと思いました」