子どもの【落書き・シール貼り】…新学期前に一掃したい! その落とし方・はがし方は?
落書きやシール貼り。大人にとっては単なるイタズラですが、子どもの心になってみれば絶対楽しいクリエイティブ! でも家の目立つ場所にやられてしまうと困ってしまいます。できることなら、なかったことにしたいもの。ときしも新年度、入学や進級のタイミングで、おうちから落書きやシールを一掃してしまいたい!という方も少なくないことでしょう。 とはいえ何で描かれたか、何を貼られたか、それがどんな素材のどんな場所か、付着してからの経過時間等……個々のケースで除去に適した方法は異なりますし、場合によっては汚れが落ちきらないことも。元の素材が傷んだり変色したりするリスクとトレードオフの作業にはなりますので、その点はご承知おきください。
「落書き」汚れの落とし方
・鉛筆、色鉛筆 付着しているのは、基本的に顔料のこまかい「粉」。場所を問わずオーソドックスに「消しゴム」で擦るだけでもおおむね落とせますが、顔料にプラスチックを混ぜたタイプの芯を使っている場合は、少量の水を含ませたメラミンスポンジで擦らないとうまく落とせないことがあります。
・クレヨン 従来の、顔料にワックスを用いた油性のクレヨンの場合は、手近な「クレンジングオイル」を少量化粧用コットンに取って、クレヨンを溶かしながら拭き取っていきます。 溶かして拭き取るのには「マニキュアリムーバー」も使えます。常にコットンのきれいな部分で、汚れが広がらないように拭いていくのがコツです。 最近の「水で落とせる」と謳っているタイプのクレヨンなら、水拭き、例えば「おしり拭きシート」のようなウエットシートで拭くだけでもおおむね落とすことができます。
・ペン 一言で「ペン」と言っても、サインペンなのか? ボールペンなのか? 水性なのか? 油性なのか? ゲルタイプなのか? ペンは種類が多すぎますし、大人自身が何を使っているのかよくわからない場合もあり悩ましいですよね。そこで、 まず以下の順で試してみて。 ①ウエットシートで拭く(ツルツルした素材の上の水性ペン汚れ) ②住居用中性洗剤を含ませたシートで拭く(ツルツルした素材の上の水性ペン汚れ) ③少量の水を含ませたメラミンスポンジで擦る(ツルツルした素材の上の油性ペン汚れ) ④マニキュアリムーバーを少量含ませたコットンで擦る(ツルツルした素材の上の油性ペン汚れ) 上記の方法で落ちない場合は、市販のアルコール系溶剤などのマルチ洗浄剤を試してみましょう。 ただし元の素材が傷む可能性はありますので、よく考えて。