「物を捨てられない人」部屋も心も軽くしたい!
不要なものをきっぱりと処分し、必要かつお気に入りのモノだけに囲まれた空間で心地よく暮らしたい。それを目ざして片づけにトライしては挫折の繰り返し。そんな“片づけ下手さん”を救う「1日1捨て」とは?
【わかります!「捨てられない人」のこんな気持ち】時間ができたら一気に捨てよう……
捨てるか、とっておくか。捨てるなら、何ゴミに該当し、何曜日に、どうやって出すものなのか。ゴミを捨てるという行為は案外面倒。結果、時間ができたら、と先送りし、「いつか捨てるモノ」が増え続け……。
もう使わないけど高かったから……
大枚はたいて買った高級バッグ(傷んでいて使えないけれど)、昇進記念に買った指輪(指が太くなって入らないけれど)、予算超えで買ったスカート(きつくてはけないけれど)……。思いきって買った高価なアイテムほど、ゴミにしてしまうのはしのびない(泣)。
誰か欲しい人がいるかも……
フリマサイトやリサイクルショップの普及で、「捨てる」ではなく「譲る」「売る」という選択肢が登場。「欲しい人に譲るほうがモノも幸せ」「捨てるより売るほうが得」という気持ちをかきたて、ゴミ箱行きを躊躇。
思い出がつまっているから……
生きている年数だけ思い出は増えるもの。ピンボケしている学生時代の写真に元彼からのラブレター、子供の教科書におもちゃ、旅先でもらったパンフレット。一度も見返していない、”思い出という名を冠したゴミ”が大量に。
いつかまた使う日がきそう……
「いずれ活用するかも」「また流行がめぐってくるはず」「やせたらまた」……。“いつか”という根拠なき期待がぬぐいきれず、 大事に保管しつづけているうちに時は流れて……。でも“いつか”はほぼやってきません。
取材・原文/村上早苗 イラストレーション/二階堂ちはる ※エクラ2024年2・3月合併号