【自治体トップのパワハラ・セクハラ】『俺が一番偉い』の表れか 愛知・東郷町は「町長のハラスメントに懲戒規程なし」
愛知県東郷町の井俣憲治町長(57)の職員に対するハラスメント問題が明らかになりました。調査が行われ、全職員の739人のうち582人がアンケートに答えました。そのうちの108人、およそ15%にあたる職員が町長からハラスメントを受けたと訴えました。 【画像を見る】「三流大学出身、それ以下だ」読み上げるのもはばかられるハラスメントの発言内容は… 内容はセクハラ・パワハラ・マタハラなどです。具体的な発言は、「お前の頭は帽子をかぶるためだけの頭か」「死ね・飛ばすぞ・辞めたら?」「三流大学出身、それ以下だ」 また、育休を1年とった男性職員に対して「お前は出世はできないな」などの発言です。村嵜さんは、”俺が一番偉い”の表れということなんですが、どうしてこういう発言が出てきてしまうんでしょうか?
「防衛本能が強い人ほどそうなるのかなと」
(日本ハラスメント協会・代表理事 村嵜要さん)威嚇して下の職員の方々になめられたくないっていうような思いがあるんじゃないかなと思います。防衛本能が強い人ほどそうなるのかなと思いますね。 ――やっぱり自分はこういった町長というポストに就いているので他の人に脅かされたくないとかみんな私の言うことを聞いてくれよとか、そういう気持ちがあるということですか。(河田直也アナ) (日本ハラスメント協会・代表理事 村嵜要さん)そうですね。やっぱりこの町長はフレンドリーな形がお仕事しやすいって感じられて、自分が働きやすいように周囲の方々にそういった言動を振りまいていって、それが当たり前のような職場に作り上げたかったんじゃないかなというふうに思いますね。やっぱり威圧することによって、自分の意見が通りやすくなるかなっていうところがあるので、なおかつ注意できる人がいなかったっていうところは今回大きかったかなと思いますね。 ――愛知県の隣の岐阜県で頭をポンポンするというセクハラがありましたけど、そうしたニュース報道を見て自分も気をつけようという思考にはならないんですか(玉巻映美アナ) (日本ハラスメント協会・代表理事 村嵜要さん)そうですね。ならなかった理由として、今ハラスメントがすごく厳しい時代になっています。けれどもそこに対して、腹の中で納得できてなかったりしてるんじゃないかなと考えます。