「嵐」「キンプリ」「松潤」… 旧ジャニーズタレントが続々と新会社を設立するワケ【登記簿から読み解く】
登記の『目的』欄には多数の業務が…
しかしここへ来て、すでに株式会社嵐を設立し、スタート社とは「グループエージェント契約」を結んでいる嵐メンバーの松本潤(40)が、6月1日、さらに個人の新会社「MJC Inc.」を立ち上げたことが発表された。 登記簿によれば、登記日は5月16日、代表取締役は松本一人であり、完全な個人会社である。 「登記の『目的』欄を見ると、嵐のほうは、芸能プロダクションの経営にはじまり、タレントのマネジメント業務、肖像権や楽曲の版権管理、ファンクラブの管理などが明記されています。一方、キンプリの会社も、タレントのマネジメントや肖像権、著作権等の知的財産権の管理業務なとど、一般的な芸能事務所の登記でよく記載されている内容です。しかし、松本の会社は、一般的な芸能事務所の業務を含む、全部で26項目にわたる細かい業務が記載されており、異彩を放っています」(前出の記者) 具体的には、芸能やエンターテインメント事業に関係する業務以外に、「12.金融商品の取得、保有、運用及び売買等」、「13.仮想通貨の企画、開発、発行、売買、仲介、斡旋、管理及び投資運用」「14.電子マネーその他の電子的価値情報及び前払式支払手段の発行、販売及び管理」といった〝マネー業務〟から、「17.有料職業紹介及び労働者派遣事業 」「18.飲食店の経営、企画及び管理」「19.美容サロンの経営、企画及び管理」「21.美術品類の購入、輸入、販売及び輸出 」、さらには、「22.古物の仕入れ及び販売、古物の売買の媒介、取次ぎ及び代理、並びに古物の保管業務」「23.倉庫業務」「24.農業及び農地の賃貸借 」「25.不動産の売買、賃貸借及び管理」に至るまで、非常に多岐にわたっている。 「松潤は、舞台演出やマネジメントなど、芸能の〝裏方〟への興味も強いと報じられていますが、登記の『目的』欄のラインアップを見ると、嵐のグループ活動に固執することなく、個人としても、あらゆる業界に進出するチャンスを想定していることが見て取れます」(前同)