東北、北陸などで積雪増 寒気10日も、立ち往生など警戒 気象庁
9日の日本列島は、上空に非常に強い寒気が流れ込んだ影響で、日本海側を中心に大雪が降り続いた。 強い冬型の気圧配置は10日にかけて続き、9日夜から東北や北陸、東海で積雪が急激に増える見込み。西日本の太平洋側の平地でも積雪となる所がある。気象庁は引き続き車の立ち往生、暴風雪、高波に警戒するよう呼び掛けた。 年末年始から大雪となった青森市の酸ケ湯では同日午後4時までの積雪が3メートル76センチに上り、平年の1.7倍となった。青森県によると同日午前9時までの累計で、屋根の雪下ろしに伴う事故での死者は6人。けが人は92人に上り、雪の重みによる住家被害計8件のほか、リンゴの枝折れなども確認されているという。 各地の24時間降雪量は、岐阜県白川村で9日午前4時までに53センチ、福島県西会津町で同9時までに51センチ、新潟県魚沼市で同2時までに49センチだった。 風も吹き荒れ、9日の最大瞬間風速は北海道えりも町で午前0時半ごろに29.0メートル、新潟市で午後3時35分に28.3メートルを観測した。 10日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で東北、北陸、東海70センチ、北海道、関東甲信、近畿、中国60センチ、四国30センチ、九州北部25センチ。11日午後6時までの同降雪量は東北50センチ、近畿と中国40センチ、関東甲信、北陸、東海30センチ。