ロイヤルズ戦で今季初登板初先発したレンジャーズ・シャーザー（AP）

　◇ア・リーグ　レンジャーズ4－0ロイヤルズ（2024年6月23日　アーリントン） 　レンジャーズのマックス・シャーザー投手（39）が23日（日本時間24日）、本拠でのロイヤルズ戦で今季初登板初先発。5回1安打無失点で初勝利を挙げた。 　立ち上がりを3者凡退に封じ波に乗ると、5回1死にメレンデスに二塁打を浴びるまで打者1人も出さない完全投球。ピンチらしいピンチはこの二塁打だけで後続をきっちり打ち取り、5つの0をスコアボードに並べた。 　この日は4奪三振を記録し、メジャー通算3371奪三振で歴代11位のマダックスに並んだ。 　3度のサイ・ヤング賞に輝いたシャーザーは昨季途中、メッツからレンジャーズに移籍し、チーム初のワールドシリーズ制覇に貢献した。ただ、オフにヘルニアの手術を受け、親指の痛みにも悩まされるなど、今季は負傷者リストで開幕を迎えた。 　大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、試合後、39歳の右腕は「十分な仕事ができた」としつつも「前腕に疲労を感じている。どうやって回復していくかが課題」と語った。 　試合はベテラン右腕の復帰登板を後押しするようにレンジャーズが4回に3点を先制。シャーザーの後を継いだウレーニャも4回1安打無失点と好投し、ロイヤルズを零封。4連勝を飾った。