レンゲの上でミニラーメンを再現 食事中のひらめきを形に 「希望の声が多ければ商品化したい」
「レンゲにちっちゃいラーメンを作る人向けの『ミニラーメンレンゲ』を考えてみました」。そんなSNS投稿が注目を集めています。考案者に話を聞きました。
先の方がラーメン鉢の形に
楢崎友里さんと田中桃子さんが2人で立ち上げた企画デザイン会社「2時」。 裁判で勝った直後に関係者が掲げる「勝訴」の垂れ幕をイメージした犬用おもちゃや、「Cookieを有効にするクッキー型」などを世に送り出してきた会社です。 そんな2時のX(旧ツイッター)アカウントが1月31日、こんな文章を投稿しました。 「レンゲにちっちゃいラーメンを作る人向けの『ミニラーメンレンゲ』を考えてみました」 添付された画像に写っているのはラーメンのレンゲで、よく見ると先の方がラーメン鉢の形をしています。 どうやら、この部分に麺や具材をのせることで、ラーメンの上でミニラーメンを作ることができる、ということのようです。 この投稿に対して、「猫舌なのでいつもミニラーメン作ってます」「発想が楽しい」といったコメントが寄せられ、いいねは13万を超えています。
考案者に聞きました
「白いシャツにスープを飛ばさないよう、レンゲに麺を入れて少しずつ食べていたところ、それが小さなラーメンみたいに見えて思いつきました」 そう話すのは、考案者である田中さんです。 ひらめいたのは3年ほど前でしたが、どうやって実現させるか迷っていたとのこと。 レンゲの形状は自社でデザインして、3Dプリンターでの作成を外注。 デザインについては、なかなかラーメン鉢に見えなくて苦労したそうですが、楢崎さんと一緒に練り上げたそうです。
希望する声が多ければ商品化も
写真を撮るにあたっては、早くしないと麺がスープを吸ってしまうため猛スピードで撮影。 もちろん、撮影後はおいしくいただいたそうです。 麺とスープだけでなく、ネギやチャーシューも少しのせると、よりミニラーメン感が出るとのこと。 「みそラーメンであればコーン、博多とんこつラーメンであれば紅ショウガなど、小さくてのせやすいトッピングがあれば良いかと思います」 投稿に対して多くの反響が寄せられたことについては、「思った以上にレンゲにちっちゃいラーメン作る派の方が多くて、驚きました」と田中さん。 希望する声が多ければ商品化したいとのことで、ミニ親子丼やミニうどんなどのシリーズも妄想しているそうです。 「商品化の進捗は2時のツイッターで行いますので、ぜひフォローして続報をお待ちいただけるとうれしいです」