「もがきながら一生懸命…」 AYA世代のがん経験者たちが語る現実【長野市】
15歳から39歳の若い世代は、主にがんの治療において「AYA世代」と呼ばれます。就職・結婚などと治療が重なるこの世代特有の悩みを知ってもらおうと、長野市でイベントが開かれました。 ■24歳でがんを経験・鈴木美穂さん 「恋愛も結婚も仕事バリバリすることも、すべてこれから、夢でいっぱい!というときに突然乳がんを告知されて目の前が真っ暗になりました」 そう話すのは、元日本テレビキャスターの鈴木美穂さん。24歳の働き盛りで乳がんの告知を受けました。進学や就職、結婚など、様々なライフステージの変化を経験するAYA世代。15歳から39歳の若い世代のがん患者ならではの悩みを知ってもらうため、11日、長野市で県内外のAYA世代のがん経験者を招いたトークセッションが行われました。 ■14歳でがんを経験・坪内朱音さん 「なかなか同世代の方と入院することがないので、出会えない、居場所がなくて一人で孤独を感じながら治療される方、その後も一人で悩みを抱えてしまう方が多いのが現状かなと思います」 自身の経験をもとに、がん患者同士が集まる居場所作りや患者会の立ち上げなど積極的に活動しています。 ■24歳でがんを経験・鈴木美穂さん 「AYA世代でがんになって、そんな中でも、もがきながら一生懸命生きている人がいるっていうことを理解してもらうことがすごく大事だと思っていて。今日この放送を見ていただいたり、イベント来ていただいたりした方から広げていただくっていうことが本当に大事なことだと思います」 イベント終了後はゲストと参加者が直接話をする場も設けられ、それぞれが交流を深めました。