【ローズS】レガレイラ 初の牝馬同士の一戦でG1馬の貫禄魅せる!太田助手「気持ちもお姉さんに」
「ローズS・G2」(15日、中京) 昨年のホープフルSを制したレガレイラが秋初戦に向けて最終追い切り。美浦Wでの3頭併せでは6F86秒6-38秒0-11秒3をマークして、順調な仕上がりをアピールした。春は皐月賞、ダービーに参戦して牡馬相手に6、5着。デビュー6戦目で初めて迎える牝馬同士の一戦で、G1馬の貫禄を見せつける。 直線に向いて3頭横並びになってからの急加速が目を引いた。美浦Wで朝一番の3頭併せで真ん中に配されたレガレイラ。外のフレッチア(9歳オープン)、内のヒップホップソウル(4歳オープン)とほぼ1馬身ずつの間合いで一列縦隊。向正面からゆったりした駆けだしだったが、馬なりのままでも実に伸びやか。背中の軸はみじんもぶれず、ラップを詰めて併入した。 タイムは6F86秒6-38秒0-11秒3。太田助手は「態勢は整ったと捉えています。もちろん、まだ万全ではないですけど、これでも結果を出さなければならないというところにはある」と、G1馬を秋初戦に送り出す責任感をにじませた。 ホープフルSを後方から直線一気という圧巻のパフォーマンスで勝利。期待の膨らんだ3歳春は皐月賞、ダービーと牡馬に混じったクラシック路線を選んだが、6着と5着。決して満足のいく結果ではなかったはずだが、2戦とも、いや、デビュー戦から5戦全てで上がり3Fは最速タイムをマークしてきた。 2歳G1だけで打ち止めにならない馬であることは衆目の一致するところだろう。「この先のことを考えたら位置取りは課題。ゲートも鍵。今回もレースぶりが良くなってほしい」と同助手は口にする。 夏の成長も見どころになる秋初戦。「夏を越して体も大きくなりましたし、気持ちも穏やかにお姉さんになった。希望が持てる走りをしてくれれば」。初めて牝馬同士の一戦に臨む。結果はもちろん、内容も問われる初秋の中京だ。