北陸電力志賀原発の廃炉求め集会 「能登地震は最後の警告」
北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の廃炉を求め、市民団体が30日、金沢市の公園で集会を開いた。全国から約1100人(主催者発表)が参加し、「能登半島地震は最後の警告だ」とシュプレヒコールを上げた。 各地の原発の運転差し止めを求める訴訟の原告やルポライター鎌田慧さんらが登壇し、原発の危険性などを訴えた。原発事故被害者団体連絡会代表の武藤類子さん(70)=福島県三春町=は「全ての原発を止めて、少しでも安全を確保しなければならない」と強調した。時折風雨が強まる中、参加者は熱心に耳を傾けた。 集会後、「志賀原発は次の大地震に耐えられない!」と記した横断幕を掲げ、市内をデモ行進した。