荒尾駅に「あらおリビング」オープン JR九州、住民と共同でにぎわいづくり
荒尾市のJR荒尾駅の遊休スペースを改装した「あらおリビング」が23日オープンした。JR九州(福岡市)と地元住民が共同でにぎわいをつくる事業。壁を塗り替え、荒尾梨の廃材を利用した円形のベンチを置いた。手作り感のある40平方メートルの空間は、午前7時半~午後8時に利用できる。 熊本の経済ニュース
駅周辺で、空き物件の改装などを手がける一般社団法人のあそびlabo(荒尾市)が管理運営する。一角に福岡市に本店があるカフェや加工食品販売の「アンドローカルズ」が出店。八女茶や熊本県産の栗を使ったメニューを提供する。営業時間は午前11時~午後3時。 荒尾駅は1944年に建てられ、今回は近年、物置だった場所を改装した。来春には駅舎内の別の場所に宿泊できる部屋もオープンする。 視察した浅田敏彦市長は「待合所としてだけでなく、市民交流の場になってほしい」と話した。(大倉尚隆)