【PFL】渡辺華奈、試合終了直前の一本負け!因縁カムーシュの腕十字にタップ
6月13日(日本時間14日)に米国コネチカット州で開催された総合格闘技イベント『PFL 4: 2024 Regular Season』女子フライ級マッチにて、渡辺華奈(35=FIGHTER’S FLOW)がベラトール王者のリズ・カムーシュ(40=米国)に試合終了直前、腕十字固めで一本負け。リーグ敗退となった。 【動画】試合残り8秒、カムーシュの腕十字に渡辺が無念のタップ! 渡辺はベラトールがPFL傘下に入ったことで、今年から新設されたPFL女子フライ級のレギュラーシーズン枠で戦うことに。今年4月のPFL初戦で、シェイナ・ヤングをあわや一本のところまで追い詰め、判定勝利を収めた。 対するカムーシュは元海兵隊員と言う異色の経歴を持ち、柔術黒帯でありながら破壊力ある打撃を武器とし、ベラトール王者として3度の王座防衛に成功した。4月のPFL初戦では、ジュリアナ・ヴェラスケスを下し8連勝中。 両者は21年6月に対戦し、この時は渡辺が秒殺KO負け。渡辺はプレーオフ進出を賭けて雪辱マッチに挑む。 1R開始すぐ、ゴング&ダッシュでダブルレッグを仕掛けた渡辺。カムーシュをケージに押し込もうとするが、カムーシュが位置を反転させ、逆に渡辺をケージに押し込む。両者立ち上がると、渡辺が足払いでテイクダウン、しかしカムーシュは冷静に下から腕十字でアタック。回避した渡辺はトップからコツコツとパンチで削り、最後は鉄槌を連打する。 2R、開始すぐ再びタックルを仕掛ける渡辺。しかしカムーシュはガブってバックを奪うと、チョークや腕十字のアタック。渡辺は回避すると再びトップを奪取し、肩固め!苦悶の表情のカムーシュが何とか回避すると、渡辺は今度はバックチョークも、ここでタイムアップ。このラウンドは渡辺が取ったか。 最終3R、カムーシュのパンチ連打を浴びダウンする渡辺。カムーシュのパウンド攻撃を受けるも、渡辺はここを耐え凌ぐ。再び組みの流れからトップを奪取した渡辺は、チャンスとばかりに上からパウンドを落としたが、残り8秒、カムーシュが下から電光石火の腕十字!渡辺がタップし一本負けした。 PFLはシーズン毎、各階級10選手によるリーグ戦を行い、その上位4名がプレーオフ(トーナメント準決勝)に進出。最後のチャンピオンシップ(トーナメント決勝)で、そのシーズンの優勝者(王者)を決定するが、勝ち点3の渡辺はこの敗戦でリーグ敗退、一方のカムーシュは2戦全勝の勝ち点7でプレーオフ進出を決めた。 『PFL 4: 2024 Regular Season』 6月13日(日本時間14日)米国コネチカット州 ▼女子フライ級マッチ ○リズ・カムーシュ(米国) 一本 3R4分52秒 ※腕十字 ●渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW)