海外メディアもゴロフキンを苦しめた村田諒太の奮闘を評価…「どう猛なボディ―攻撃でぐらつかせる」「年間最高試合候補だ」
米スポーツ局のESPNは「ゴロフキン、ミドル級タイトルを統一するために村田を揺さぶり、カネロとの3度目の戦いへさらに近づく」のタイトルで、この試合を報じた。 「ゴロフキンは長く待たれたカネロとの3度目の戦い少しづつ近づいている。40歳になった翌日、ゴロフキンは日本の埼玉で村田を9ラウンドで倒す、今年の序盤戦の年間最高試合候補となる試合で、2つ目のミドル級タイトルを獲得した」と熱戦を評価。 「この勝利は村田が持っていた160ポンド級(ミドル級)のWBAタイトルをゴロフキンのコレクションに加えただけでなく、ゴロフキンが9月17日に予定されているアルバレスとの3度目の戦いに前進することを確かなものとした」と説明した。 村田との戦いについては、「ゴロフキンは2019年10月にセルゲイ・デレフヤンチェンコに判定勝ちした時のようにステップは遅かったが、トレードマークのパワーは依然として恐るべきものだった。ゴロフキンのアゴもまた、ボクシングで長い間、最高のひとつとされるだけの強さだった」とし、村田の右ストレートに耐え抜いた肉体を称えた。 そして「この戦いは、村田にとってスティーブン・バトラー戦でTKO勝ちした2019年12月以来、約30か月ぶりの試合だった。将来の殿堂入り選手となるゴロフキンのレベルへの進化は十分ではなかった」などという見解を述べた。 敗れたものの、1万5000人が詰めかけたさいたまスーパーアリーナのファンを感動させた村田の大善戦を海外メディアも評価したようだ。