12年7月豪雨、犠牲者悼む 熊本・阿蘇、21人死亡
熊本、福岡、大分の3県で計30人が犠牲となった2012年7月の九州北部豪雨から12年となった12日、21人が亡くなった熊本県阿蘇市の市庁舎前で追悼式が開かれた。防災無線のサイレンが鳴らされ、市職員ら約30人が黙とうした。 佐藤義興市長は「生命、財産を守る防災体制の強化や一人一人の防災意識の高揚を図るなど、市民が将来にわたり安全・安心に暮らすことのできるまちづくり実現に向け、前進していく」と述べた。 12年7月11~14日にかけて続いた大雨では熊本で23人、福岡で4人、大分で3人が死亡した。阿蘇市では1時間の降水量が最大108ミリを記録。土砂崩れが相次ぎ、広範囲で浸水した。