三谷幸喜氏、ドラマアウォード授賞式で爆笑連続 有働由美子も“ピー音”演出で息ぴったり
脚本賞は宮藤官九郎『不適切にもほどがある!』が受賞
「東京ドラマアウォード 2024」授賞式が28日、都内で開催。脚本家の三谷幸喜氏、フリーアナウンサーの有働由美子が今年度から初めて司会を務め、会場を笑いに包んで和ませる場面が多々あった。 【写真】「阪神愛を感じるなぁ」「さすが」…有働アナが阪神ファンを感激させたユニホームの背中 2人は登場からノリノリだった。中央のセットが左右に開くと、腕を組んで歩いて登場し、その後ポーズを決めて開始から和気あいあいのムードに。授賞式は約1時間半と長丁場となったが、三谷氏は「お忙しいみなさんなので途中退席するなとは言わない。ただ(途中退席したら)顔は一生忘れない」と釘を差す。その後、ある関係者が公務のため会場を出ようとすると、三谷氏は「忘れないと言いましたが、まだちょっと顔を覚えていない。あとで写真を活用します」と切り返して笑わせた。 『燕は戻ってこない』(NHK)で主演女優賞を受賞した石橋静河が登壇するシーンとなると、三谷氏は「みなさんは誕生日占いを信じますか? 7月8日生まれは繊細であり、知的であり、上品であり。谷原章介さん、大木凡人さん、三谷幸喜さん、そして石橋静香さんです」と誕生日が同じであることを突然アピールし、登壇した石橋を笑わせた。 脚本賞で宮藤官九郎『不適切にもほどがある!』が受賞すると、三谷氏は「宮藤さんとは苦い思い出がある。あれはいつか忘れたけど、宮藤さんが賞をもらって……」と過去のエピソードを語りだしたが、肝心の賞の名称の部分で隣に立つ有働が笛を吹き、どの賞なのか分からないように“ピー音”の役割を果たす。 三谷氏は「その賞、僕はもらっていなくて非常に悔しくて。深夜2時くらいに……」と構わず続けたが、有働がまたもピー音でかき消して、エピソードのオチは分からず。自由奔放な司会者2人の息ぴったりの“お笑い劇場”に、会場は終始和やかな雰囲気だった。 「東京ドラマアウォード2024」受賞作品・受賞者一覧 ■作品賞 <連続ドラマ部門> グランプリ…『VIVANT』(TBS) 優秀賞…『舟を編む ~私、辞書つくります~』(NHK)/『燕は戻ってこない』(NHK)/『不適切にもほどがある!』(TBS)/『アンメット ある脳外科医の日記』(関西テレビ) <単発ドラマ部門> グランプリ…『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(NHK) 優秀賞…『未解決事件 File.10 下山事件』(NHK)/『侵入者たちの晩餐』(NHK)/『ブラック・ジャック』(テレビ朝日)/『生きとし生けるもの』(テレビ東京)/『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』(フジテレビ) <ローカル・ドラマ部門> 『京都のお引越し』(朝日放送テレビ)/『琉球歴史ドラマ 阿麻和利 THE LAST HERO』(琉球放送) ■個人賞 主演男優賞…草彅剛(デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士) 主演女優賞…石橋静河(燕は戻ってこない) 助演男優賞…若葉竜也(アンメット ある脳外科医の日記』) 助演女優賞…内田有紀(燕は戻ってこない) 脚本賞…宮藤官九郎(不適切にもほどがある!) 演出賞…金子文紀(不適切にもほどがある!) 主題歌賞…Creepy Nuts「二度寝」(不適切にもほどがある!) 特別賞…脚本家・山田太一
ENCOUNT編集部