井戸田潤（左）と蜂谷晏海

　「出産までの３日ほど前駆陣痛、本陣痛で体力も気力も限界だったので、生まれてすぐ産声をあげる我が子がたくましく、感謝の気持ちでいっぱいになりました」とは、１６日、２５６０ｇの元気な男の子を出産したスピードワゴン井戸田潤の妻、蜂谷晏海のＩｎｓｔａｇｒａｍの一文だ。予定日より２０日も早く生まれたので「やや小さめ」だというが、「母子共に健康です！」。何よりだ。 　実は私は１５日の夜、某局の番組で井戸田と共演していた。演出の関係で本番前も本番中も全く話せなかったため、終了後、タレントクロークで会えるのを楽しみにしていたのだが、スマホを見ると井戸田からの不在着信が。慌ててコールバックすると、既に移動の車中だったようで、「すみません、急いで出なくてはならなくて…。また、お願いします」と電話は早々に切られた。いまから思えば陣痛が続く晏海さんの元へ直行したのだろう。 　次に気になったのは、晏海さんが出産した１６日は火曜日だということ。井戸田は水曜日、名古屋にあるメ～テレの朝ワイド「ドデスカ！」のために前夜、前乗りしなければならないはずだ。が、晏海さんのＩｎｓｔａｇｒａｍにも記されていたように、「たまたま潤さんがお休みの日だったので付き添って立ち合いのもと出産することができ、これまた赤ちゃんに助けられました」とあるではないか。長年、井戸田と水曜日の朝にメ～テレで共演していた私は、「これは奇跡」「なんという親孝行な赤ちゃんなんだろう」と感動してしまった。 　もう一つ、嬉しいコメントがあった。それは井戸田のＸにあった「漫才をする姿を見せてあげられるよう精進して参ります」である。小沢一敬の名前こそなかったが、コンビとしての将来が我々にも想像ができる力強いコメントだと思った。最愛の相方の慶事に小沢も大喜びしていることだろう。 　妊娠中の晏海さんにとっては気がかりなことも多かっただろうが、とことん明るく、笑いもわかっていて、実際、トークバラエティに出演すると多くの人気芸人から「面白い」と大評判の彼女には、井戸田も小沢もおおいに助けられたのではないか。 　特に婚姻届を提出する際のＹｏｕＴｕｂｅは見事で、「２回目だから詳しいよね」と井戸田にツッコみ、楽しそうに笑っていた晏海さん。さらに昨年７月、井戸田が娘さんと晏海さんとで東京ディズニーランドに行った画像をＩｎｓｔａｇｒａｍにアップした際には、フォロワーから３人を絶賛するコメントが殺到した。 　井戸田は、こうして大らかな晏海さんを信頼しきっており、「ドデスカ！」では「ＰＵＦＦＹを制覇した」と爆弾発言をしたこともあった。これは前妻の名前が「ユミ」、現妻の名前が「アミ」だからで、晏海さんの親御さんがメ～テレを見られる東海地方に住んでおられるというのに、こんなジョークが通じるのかと、隣で聞いていて驚いてしまった。 　晏海さんと、生まれてきたばかりのハンバーグベイビーちゃんは、これからも井戸田とスピードワゴンを支えてくれるだろう……と、ここまで書いたら井戸田からＬＩＮＥが届いた。「おじさんパパ、頑張りまーす」とのことである。井戸田さん、晏海さん、おめでとうございます。