ザコシショウが地元・静岡で始まる冠番組への思い激白 松本人志に代わるM―1審査員も予想
お笑い芸人のハリウッドザコシショウ(50)が長年の夢としていた地元・静岡での冠番組がついに放送される。SBS(静岡放送)の「冠ザコシの冠冠大冠」(初回30日深夜0時28分)だ。ザコシショウは番組への思いや最近のお笑い界について語りまくった。 【写真】「冠ザコシの冠冠大冠」初回放送の場面写真と番組ロゴ(計6枚) この番組には、ザコシショウが「地元で冠番組を持てたらコレをやりたい!」と考えていたことを詰め込み、“ザコシワールド”が凝縮されている。 「東京のレギュラー番組もあるけど、それは雇われ店長的な感じ。企画を用意されててMCをただやるような。静岡の冠番組は企画から自分が考えてるんで他とは違いますね」 初回は伝説の番組「マネーの虎」のパロディーコント「お金の虎」で、なだぎ武とともに出演する。ゲスト志願者はピン芸人・ですよ。だ。この模様は12月1日午後0時からTVerでも配信される。 「なだぎさんはよくフォローしてくれるんでやってて楽しい。いてくれると安心できる。ですよ。(の出演)は、ボケ気質というか天然っぽいヤツを入れたくて。収録は終わってて、狙い通りにおもしろかった」 初回も合わせて同番組は5か月で5回の放送を予定。 「月イチで来年3月末までは決まってる。その後は評判が良かったら続くかもしれませんよ、と。つまりレギュラー。当然、そうしたいですよ。だからみんな見ろよ! 静岡以外の人はTVerで! そう書いといてください」 特に静岡の色を前面的に押し出すつもりはないというが、「せっかくなんで元相方を呼ぼうかな」と、かつて組んでいた「G★MENS」の相方を呼ぶプランを明かした。「高校の同級生なんで。今はもう芸人を辞めて静岡にもいないけど、地元の番組なんで来られるなら来てほしい」 ザコシショウは2016年の「R―1ぐらんぷり」で優勝。そこから一気にブレークしたが、本人は優勝してから売れるまで時間がかかったとみている。 ダウンタウンの松本人志発案の「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」(Prime Video)のシーズン5(18年)、シーズン7(19年)で優勝した。 「あれでオレは跳ねたから。結局、松本さんのおかげですよ。そういう意味では今年、賞レースで優勝した人は松本さんの“恩恵”を受けないからかわいそうではある」 昨年まで松本が審査員を務めていた「キングオブコント」は今年10月の決勝で、その座がシソンヌのじろうに代わり、大会はラブレターズが優勝した。 「松本さんどうこうより、ちょっと点数に差がつかなさすぎたかな。審査員はもうちょっと差をつけないとダメかな、と。事務所後輩のバイきんぐの小峠英二は最高点、同じ点数で3組いましたからね。まあ拮抗してたのは事実だけど」 同じく松本が審査員を務めていた「M―1グランプリ」の今年の決勝は12月22日に行われる。松本が出られない場合、審査員は誰になるのか。 「やっぱり過去の優勝者。ブラックマヨネーズの吉田敬とか。NON STYLEの石田明は昨年、敗者復活の審査員をやってた。漫才の本も出したし、やるかもしれませんね」 M―1で審査員を務めてきた中川家の礼二や海原ともこは同期。他にもケンドーコバヤシや陣内智則、たむらけんじら、そうそうたる顔ぶれだ。 「陣内もR―1で審査員やってますね。オレと一緒に。藤原紀香との結婚には驚きました。その時、オレはもう吉本を辞めてたから結婚式に呼んでくれなかった。紀香を近くで見たかったなあ」とニヤリとした。
藤野達哉