【子育ての心得】世間の母親像ではなく、『うちの場合は』が軸!<モデル申真衣さん>|VERY
編 そんなふうに手放すことができるようになったのはいつ頃から? 申 第一子出産後に職場復帰したときは私もなんでも完璧にやりたい派でした。外資系証券会社に産後3カ月で復職し、会社の保育所が近くに完備されていたから、仕事の合間に日に5、6回搾乳して母乳を届ける毎日。母乳で育てたいというより、キャリアも諦めないし、子育てだって抜かりなくできるっていうことを証明したかったのかも。誰に対してかわからないけど(笑)。離乳食もきっちり、育児本に書いてあるとおりに頑張っていましたね。でも振り返ってみて“それって本当に必要だったの?”っていうことが多くて。一般的に良きと言われている子育て方法もママ像も、自分のライフスタイルや考え方に合っているのか、いちいち疑ってみるのも面白いなと思ったきっかけです。よって、次女は、ほとんど自己流(笑)。 編 シンマイちゃんは、いつも一貫して“いろいろなママがいて自由でいい”と言っていました。 申 3年前、VERYでモデルやってみませんか? と声をかけてもらい、それを快諾した理由も、一般的なママ像とは違う私を通じて、そんなことをお伝えできたらという想いからでした。ただ、いざ表に出る立場になってみると、私流の生き方だけを勧めているように見えてしまっていないか? 今の時代はワーキングマザーこそがカッコいいと提言しているように捉えられていないか?と心配することはありました。これからも、ワーママも専業ママもそれ以外のライフスタイルの人も、インスパイアし合い、励まし合う交差点のような場所がVERYであったらいいなと思うし、もっといろんなママの姿をVERYで見ていきたいです。
ジャケット¥79,200(カオス/カオス丸の内)オールインワン¥72,600(ブリル/ブリル新宿)ピアス¥1,042,800 リング¥2,191,200(ともにブシュロン/ブシュロンクライアントサービス) 撮影/渡辺謙太郎 ヘア・メーク/シバタロウ〈P-cott〉 スタイリング/池田 敬 取材・文/嶺村真由子 編集/城田繭子 *VERY2024年3月号「「ママが全部頑張らなくていい」ってことを、シンマイちゃんが教えてくれた」より。 *掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。