米共和、上院に続いて下院でも多数党確定…強大なトランプ政権2期目
米共和党が5日(現地時間)の大統領選挙と同時に行われた議会選挙で、上院に続いて下院でも多数党の地位を確定した。 ABC、CBSなどの13日の報道によると、共和党は全435人の議員を選出する下院議員選挙で、一部の選挙区の開票がまだ残っている中、すでに過半数となる281議席を確保した。 来年1月3日に共和党が両院を掌握した議会がスタートし、同月20日にトランプ次期大統領が就任する。トランプ氏は上院と下院を共に共和党が掌握した中で2期目となる大統領の任期を始める。これに先立ち上院議員選挙で共和党は100人のうち52人以上を確保して多数党を確定した。 強大になったトランプ政権2期目は、減税と国境障壁建設および大規模な不法移民者追放、健康保険改革法(ACA=Affordable Care Act、オバマケア)大幅改正などの核心公約を強く推進することが可能になった。 行政と立法のほか司法府もトランプ氏に有利な地形だ。 トランプ氏は1期目(2017年1月ー21年1月)に保守性向の最高裁判事3人を相次いで任命した。現在、連邦最高裁の構成は保守性向の最高裁判事6人、進歩性向の最高裁判事3人で保守優位体制だ。