イスラエル軍がガザ空爆、死者多数 戦車が人道支援地域に進撃か
Nidal al-Mughrabi [カイロ 17日 ロイター] - イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザ各地を大規模に攻撃した。これにより多数の民間人死傷者が出ている。医療関係者が明らかにした。 ガザ市郊外のダラジの住宅が空爆され、少なくとも10人が死亡した。ガザ市とガザ地区北部のベイトラヒヤも空爆を受け、15人が死亡または行方不明とみられる。 イスラエル軍は空爆の報道について直ちにコメントしなかった。 住民によると、エジプトとの国境に近いラファでは、イスラエル軍の戦車が人道支援地域であるマワシ地区西部に向けてさらに侵入し、数十世帯が北のハンユニス方面への避難を余儀なくされた。軍が複数の住宅を爆破し、テントに火をつけたという。 イスラエルが人道支援地域に指定していたマワシでは、数千人のパレスチナ人が、イスラエルの避難命令に従い何カ月もテントで暮らしてきた。 ソーシャルメディアで拡散している映像には、テントから濃い黒と灰色の煙が一列に上がっている様子が映っている。ロイターは映像の時刻や正確な場所を確認できなかった。 イスラエル軍はロイターに対し、戦車がマワシに向けて前進しているという報道に該当する情報は持っていないと述べた。 *写真を追加して再送します。