アンジェイ・ワイダ監督作14本を上映、抵抗3部作から坂東玉三郎主演作まで
ポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダの14作品を上映する「映画監督 アンジェイ・ワイダ Film Director Andrzej Wajda」が、12月10日から26日にかけて東京・国立映画アーカイブで開催される。 【画像】坂東玉三郎主演でドストエフスキーの「白痴」を映画化 ポーランドにおいて唯一の日本文化を紹介する国立機関とされる「日本美術技術博物館Manggha(マンガ)」のコレクションを中心とした資料群をもとに構成され、ポーランドのクラクフ国立美術館で開催されたワイダの展覧会が、このたび初の外国巡回展として国立映画アーカイブで行われる。本特集上映は、それを機に企画されたものだ。抵抗3部作と呼ばれる初期作品「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」から、歌舞伎俳優・坂東玉三郎主演でフョードル・ドストエフスキーの「白痴」を映画化し、ワイダが築いた日本との深い関係を示す後期作品「ナスターシャ」まで14作品が厳選された。長年上映される機会のなかった「ロトナ」「白樺の林」「ザ・コンダクター」もプログラムに含まれる。 ■ 企画上映「映画監督 アンジェイ・ワイダ Film Director Andrzej Wajda」 2024年12月10日(火)~26日(木)東京都 国立映画アーカイブ ※月曜休館 料金:一般 1300円 / 高校・大学生、65歳以上 1100円 / 小・中学生 900円 / 国立美術館のキャンパスメンバーズ、障害者手帳の持参者(付添者1名まで)800円 □ 上映作品 ・世代 ・地下水道 ・灰とダイヤモンド ・ロトナ ・夜の終りに ・サムソン ・すべて売り物 ・白樺の林 ・大理石の男 ・ヴィルコの娘たち ・ザ・コンダクター ・鉄の男 ・コルチャック先生 ・ナスターシャ ※「ロトナ」「白樺の林」「ヴィルコの娘たち」「ザ・コンダクター」は国立映画アーカイブ保存のプリントで上映 ※「ナスターシャ」もプリント上映 ※「サムソン」を除く作品はデジタルリマスター版での上映 主催:国立映画アーカイブ、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート 協力:マーメイドフィルム、日本美術技術博物館Manggha、ポーランド広報文化センター