高校野球の名将・高嶋仁さん、昴学園を指導「考えることが大事」
高校野球で智弁和歌山高などの監督として歴代2位の甲子園通算68勝を挙げた高嶋仁さん(78)が20日、三重県大台町の昴学園高を指導した。大台町教育委員会に招かれて22日にグリーンプラザおおだい(大台町栃原)で予定されている講演会を前に実現した。 【写真まとめ】 夏の甲子園2023 今大会のホームラン 昴学園高は、18年に白山高を夏の甲子園に導き、テレビドラマ「下剋上(げこくじょう)球児」のモデルとなった東拓司監督が率いている。今年の春季東海地区県大会では3位に入り、夏の三重大会でも注目されている。 昴学園高には1月にも訪れ、2度目の指導となった高嶋さんはグラウンドに入り、打撃練習する部員に「そうや、それや」と声をかけるだけでなく、「あかんて」と言ってスイングを教えるなど身ぶり手ぶりを交えて指導した。練習後には、「常に考えることが大事」と伝えていた。 大台町教育委員会によると、1月に高嶋さんを招いて講演会を開いたところ、希望者が多く、会場に入れなかった人もいたことから、再び企画されたという。【下村恵美】