【MotoGP】マリーニ、2024年のホンダ加入に不安無し? 「ホンダは史上最高のチーム。すぐにカムバックできる力がある」
MotoGPの2024年シーズンから、ルカ・マリーニはレプソル・ホンダへ移籍。ホンダは苦しい時期が続いているが、マリーニはホンダは復活できるだけの力を持っていると確信しているようだ。 【画像】ホンダ・RC213Vを走らせるマリーニ マリーニはMotoGPクラスに昇格して以来、3年間をドゥカティ陣営で過ごしてきた。しかし2023年11月に、マルク・マルケスの離脱によってシートが空いたレプソル・ホンダへと移籍することが発表。2024年は新天地でレースを戦うことになった。 11月末にはバレンシアテストにホンダから参加したマリーニ。これまでは契約によりホンダのバイクの感触などについて言及できなかったが、2024年を迎え、マリーニのインタビューがホンダによって公開された。 インタビューでマリーニは「マルクが移籍を発表したあとは衝撃的だった」と語っている。 「それで僕と僕のグループやマネージャーは、この新しいプロジェクトへのアプローチ方法を見つけ、共にバイクやパフォーマンスを良くしてカムバックし、レースに勝ち、世界タイトルを勝ち取るための道を見つけようとしたんだ」 「それが僕らの目標だ。とても、とても満足の行く瞬間があるだろうと、僕は確信している」 ただホンダはマルケスが離脱してしまう程に苦戦を極めており、近年は厳しい状況に陥っていた。そんなチームに加入したいと思った理由について、マリーニは次のように語っている。 「まず第一に、ホンダは史上最高のチームなんだ」 「その数字と統計が全てを物語っている。今はとても特殊な瞬間にあるけど、僕はホンダは極短い時間でカムバックできる力があると思う」 「僕はこのプロジェクトにすべてのフィードバックとエネルギーをつぎ込むつもりだし、正しい方向を見つけられると確信している。何年もトップでいられる力が僕らにはあるよ」 またマリーニは2024年に向けて「オープンな気持ちでシーズンを始めたい」と語る。そして勝利や表彰台を争いたいという気持ちを認めつつも、「厳しいかもしれないけど、前を向く必要がある」と語った。 さらにマリーニはホンダの“文化”を称賛しており、ホンダのファクトリーチームで共に働くことは”夢”だったと話した。 「素晴らしかった。一瞬で時間が過ぎていって、1日があっという間に終わってしまった」 バレンシアテストを振り返ったマリーニはそう語った。 「でも冬の間、僕らにはチームのみんなと話すたくさんの時間がある。テスト、そしてシーズン中もそうだ。とても多くの人がいるからね」 「チームのみんなや日本の人たちと一緒に働くのは夢みたいなものだ。とても良いフィーリングだよ。僕はこの文化が大好きだし、とても良いシナジーが得られると思う」
Lewis Duncan