グティ氏、現レアル・マドリードが“銀河系軍団”より優れているか問われて…「今の方が断然素晴らしい」|ラ・リーガ
レアル・マドリードのレジェンド、グティ氏が自身のプレーしたチームと現在のチームを比較している。 ラウール・ゴンサレス氏、ロベルト・カルロス氏、ルイス・フィーゴ氏、ジネディーヌ・ジダン氏、ロナウド氏、デイビッド・ベッカム氏ら、その時代の象徴的選手たちを揃えて“ガラクティコス(銀河系軍団)”と呼ばれた2000年初頭のレアル・マドリード。その一員だったグティ氏はスペインのフットボール討論番組“チリンギート”に出演し、当時のチームとルカ・モドリッチ、トニ・クロース、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、ジュード・ベリンガム、フェデ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガらを擁する現在のチームのどちらが優れているかを問われた。 その問いに対するグティ氏の答えは、はっきりとしたものだった。浮き沈みがありながらも、フットボール界唯一無二の天才として名を馳せた同氏は、攻撃的タレントに偏り過ぎていた“ガラクティコス”よりも現在のチームの方が「断然素晴らしい」と語っている。 「“ガラクティコス”と今のチームを比較して意味があるかどうか? 今の方が“ガラクティコス”よりも断然素晴らしい。現在の陣容は“ガラクティコス”よりも優れている。はるかに素晴らしいよ」 グティ氏はレアル・マドリードの下部組織出身選手ということもあり、“ガラクティコス”の中で出場機会や扱いが恵まれているとは決して言えなかったが、「自身の立ち位置はわきまえていた」と振り返っている。 「マドリード内での自分の立ち位置はわきまえていた。そこで最善を尽くしたよ。自分にできることは分かっていたからね。マケレレの隣でボランチとしてプレーしていたとき、自分の役割はフィーゴ、ジダン、ロナウドにパスを出すことだった。彼らが試合を解決するという自覚があったからね」 “ガラクティコス”崩壊のきっかけの一つは、中盤の汗かき役クロード・マケレレが年俸に不満を持って退団したことだった。 「なぜマケレレの退団後、チームの主柱が彼だったんだと話されたかって? それはマケレレも自分が何をすべきか完璧に理解していたからだよ。今のチームならば、フェデやカマヴィンガが地に足のついた選手たちだね」