ソフトバンクが4位指名した早実高の宇野

　◆プロ野球ドラフト会議（24日） 　ソフトバンクに4位指名された早実高の宇野真仁朗は「入ってしまえば（指名順位は）関係ない。やるからには1年目から優勝に貢献できるように、自分のできることをやっていきたい」と意気込んだ。 ■ドラフト結果一覧はこちらから 　高校通算64本塁打のスラッガーながら、走攻守の三拍子がそろった好選手。高3の春から木製バットを使用しており、そのパワーは本物だ。本職は遊撃手ながら、日本が準優勝したU18アジア選手権（9月・台湾）では一塁手でベストナインに選出された。 　目標の選手はソフトバンクで不動の遊撃手として活躍する今宮健太。「走攻守そろっている憧れの選手で、小さい頃から好きだった。守備や勝負強さが特長だと思うので、考え方を聞いてみたい」と話した。 　王球団会長も「個人的には宇野くん。楽しみが増えたね」と高校の後輩に期待する。その上で「甲子園でちょっとしか見てないんでね。1年やり切れる体力がプロは求められるから、まずは体力強化をしないと。先は長いから、あまり慌てないでじっくりね」とプロでの土台づくりを求めた。 　夢は大きい。「複数回のトリプルスリー。ゴールデングラブ賞を受賞できる選手になって、チームの優勝に貢献したい」。プロでも高いレベルで走攻守を兼ね備える将来像を思い描いた。