福尾遥真内野手(学法石川高3年)西武から育成6位指名 プロ野球ドラフト会議
24日に都内のホテルで開かれたプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)では、福尾遥真内野手(学法石川高3年)が西武から育成6位で指名された。今春のセンバツに出場し、1回戦の健大高崎(群馬)戦で3安打を放つなど打力と遊撃での守備力をアピール。「憧れの舞台に立てる。日本一のショート(遊撃手)を目指す」と意気込んだ。 福尾内野手は母の友美さんらと吉報を待った。名前が呼ばれると白い歯を見せ、佐々木順一朗監督と握手を交わした。駆けつけたチームメートと抱き合い、喜びを分かち合った。 千葉県市原市出身。181センチ、77キロ。憧れの選手は指名を受けた西武の源田壮亮選手。中学時代から遊撃の名手である源田選手のプレー動画を繰り返し見てきた。手首の使い方などを参考にしている。 プロでの活躍に向けて、長打力の向上を課題に挙げた。「家族に恩返ししたい。一日でも早い支配下登録を目指す」と表情を引き締めた。
佐々木監督は福尾内野手の懐の深い守備やミート力を評価している。「ここがスタートライン。自分の欠点に向き合い、前に進んでほしい」とエールを送った。