カルロス・ゴーン被告らを汚職などの罪で公判請求 文化相に金銭渡した疑いでフランス検察が捜査
フランスの検察が15日、日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告とフランスの文化相に対し、汚職などの罪での公判を裁判所に請求したと現地メディアが報じました。 フランスメディアによりますと、ラシダ・ダチ文化相は、2010年から2012年にかけて、ゴーン被告が率いていた日産とフランスの自動車大手ルノーの企業連合を統括する会社から、90万ユーロを受け取った疑いが持たれています。 当時、ヨーロッパ議会の議員だったダチ文化相は、法律で禁止されているロビー活動の見返りとして金銭を受け取ったとみられていて、検察は、渡した側のゴーン被告と2人の公判を裁判所に請求しました。 ゴーン被告は2018年に、日本で特別背任などの罪で起訴されましたが、保釈中だった2019年にレバノンに逃亡し、今も国際手配されています。
フジテレビ,国際取材部
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